噂のスマホを玄関の鍵にできる「ビットロック」
今回レビューするのは、家庭用電子ロック、スマホキーと言われる「ビットロック」です。
最近一軒家や最新マンションをご購入された方ならば、玄関の鍵は電子式だったりしませんか? 最近、親類が一軒家建てたのですが、比較的安い家でも玄関の鍵は電子キーでした(オプションではなくコミコミだったらしい)。カードキーなのでかんたんに一発解錠、施錠ができるので楽ちんですね。
そんな電子キーを後付でもかんたんに取付可能にしたのが「ビットロック」です。一括購入の商品だと、15,000~30,000円程度しますが、ビットロックは月額(または年額)式でおおよそ360円くらいからです。とりあえず試してみようかなと考えている方にはピッタリですね。
こんな人にオススメ!
- スマートフォンをよく持ち歩く
- 玄関前で鞄の中の鍵をよく探してしまう
- 家族が居るからと鍵を持たずにちょっとコンビニ出かけたらその間に家族が外出して締め出されてしまったことがある
- 友達や親戚、シッターさんに一時的にだけ鍵を預けたい
- 鍵を掛け忘れないようにオートロック機能が欲しい
オプション次第で可能
- 外出先からでも玄関の解錠・施錠をしたい
- 上記を利用して宅配便なども留守中でも玄関内に荷物を入れておいて欲しい
ビットロックを2ヶ月利用してみて
ビットロックライトを2ヶ月利用してみました。幸い、うちの玄関の鍵はアタッチメントがなくても取り付け可能でした。アタッチメントが必要かどうかは、公式ホームページを参照すれば分かります。もしどうしても不安でしたら、指定の玄関・鍵の形状の写真を送れば教えてくれますので安心です。
ビットロックの色はホワイトとブラックがあります。玄関の色に合わせると良いでしょう。そこまでデカくはないですが、思ったよりも大きい&分厚いので玄関の色とあまりにも違うと、ちょっと不格好かもしれません。
届いたビットロックの箱は、見た瞬間「i○hone…?」と思ったくらいパッケージが似てたりします。ホームページの特設ページを見ていただければ分かると思いますが、かなり意識しているのは間違いない!w
取り付け&設定方法は、スマホにアプリをダウンロードして、そのアプリの取付設定通りに進めていけば、15分はかからないと思います。
アプリで解錠施錠&設定できる
設定が完了し、いつも使うビットロックにしておけば、アプリを立ち上げるだけで、画像左の画面になり、自動でスキャニングします。大体1~2メートル以内なら2秒くらいで読み取り完了し、ワンタップで解錠・施錠ができるようになります。
設定画面では、オートロック機能を使用するか、する場合はどのくらいでロックするか(最短3秒~最長1分)、手ぶら解錠を使用するかどうか、デバイスのバージョンアップがあった場合の実行などなど。
あとは、他の人にもアプリを入れてもらってメール登録してもらえれば、友達登録が可能で、管理者権限の付与、一時キーチケットの付与などが出来ます。
他にもWi-Fiコネクタや、ビットキーなどをアクセサリ購入しておけば色々なオプション利用が可能です。私は購入していないのであくまでも基本的な使用感は以上となります。
ビットロックの良かった点
私は「手ぶらで出かけて、その間に家族が外出締め出し」を何回か経験しているので、導入したのが1番の理由ですね……。 流石にどこに行くにしても、スマホだけは必ず持っていくので、このようなことはなくなりました。
他にも、両親が歳で耳が遠くなったけど、家の中にいる間は鍵を掛けないのが慣れてしまっているので、オートロックにて鍵がかかれば安心です。
ビットロックの悪い点・改善してほしい点
玄関の鍵が2重式(1段階目がチェーンロック、2段階目で完全ロック)で、稀に1段階しか施錠・解錠できないことがあります。稀だとしても再度施錠・解錠を行わなければならないので、ちょっと億劫に感じてしまうことがありますね。
オートロック機能が不安定なことがあり、10秒設定にしていても何時まで経っても施錠しないことがある&30分後にいきなりロックがかかる。といったことがあります(マグネットを設置してそのマグネット感知で動作している、その検知が不安定)。
※デバイスのアップデートでオートロックを設定しているのに、ロック状態に1分経ってもならない場合は、自動でロックするという機能がついたのでこの点については解決しました。
まとめ
「ビットロック」はまだまだ発展途中の製品であるというのが率直な感想です。不安定なところもあったりします(人によっては快適に使えているというレビューもあるので自宅玄関の環境にもよる)。ただ、デバイスのアップデートやアプリのアップデートはそこそこ頻繁に行われているので、しっかり改善を続けている製品です。なので信頼は得られていると思います。
今後、「ビットロックライト」だけでなく、上位版2機種の発売が予定されています。さらに、スマホだけでなく、身近なICカード(Suicaやスマホ本体のFeliCa部分など)をかざすだけでも解錠・施錠可能なアクセサリーが導入される予定と言われています。アプリを立ち上げスキャニングという手間がさらに省かれるので、使用頻度の高い自分や家族にはこちらのほうが良いですね。
いまのところ、ビットロックは「導入してよかった」製品だと感じています。