楽天モバイルについて
楽天モバイルは、従来ドコモやauのキャリアから回線を借り受け、サービスを提供するMVNO(格安SIM提供会社)です。総務省から携帯電話会社として電波の割当を正式に受けたことで、キャリア(MNO)としてサービスを開始できることになっています。
サービス開始までの変遷
MNOとして参入〜電波割当まではかなりスムーズに進みましたが、その後、基地局設置などに手こずり、2019年10月開始予定だったものを、2020年春に延期していました。ただ、その間も数千人限定で無料βテストを行うなどしていました。
サービスの内容は、首都圏や主要都市などは、自社回線。それ以外ではサービス提供範囲が整うまではauの電波を自動で切り替わって使用できることになっています。
そして2020年3月3日に、正式サービスを発表。2020年4月8日から開始となりました。
正式サービスの内容(料金など)
楽天モバイルは従来のキャリアとは違い、囲い込みをしないサービスを提供すると公約していました。なので正式サービスの内容もそれにあった内容となっています。
なんとプランは1つのみの超シンプルプランとなっています。
基本料金 | 2980円(税抜) |
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通話料 | 通話放題(基本料金に込) |
データ使用料 | データ放題(基本料金に込) |
縛り契約期間 | なし |
違約金 | 0円 |
驚きの料金!
通話し放題やデータ使い放題は、細かい制限などはもちろんあるとは思いますが、それでも基本料金のみでこの設定はかなり「強い」ですね。
データ使用量については、楽天モバイルの回線内のみで、auの範囲の場合は2GBまでとなっていますのでご注意ください。
しかも先着300万名は1年間、この基本料金も無料です。そのせいか、現在ずっと楽天モバイルのホームページはサーバーダウン中です……w
衛星を使ってサービスカバー率100%を目指す
楽天モバイルは、米国で通信事業をしている会社と提携し、その衛星を使い宇宙から4Gや5Gの通信をカバーするサービス提携を行う予定です。人口カバー率というなんちゃっての数値ではなく、全国カバー率100%を目指すようです。もちろん衛星では室内・地下だとかなり弱いとは思いますが、アウトドアではかなり役に立つキャリアになるかもしれません……。
まとめ
楽天モバイルが第4のキャリアとして登場するのももうすぐとなりました。今年は、従来キャリアでも「5G」のサービスが開始されるなど、日本のモバイル通信にとっては大転換期となりそうですね。