2020年のiPadProが登場
Appleは2020年3月18日に、iPadProの新機種を発表しました。発売日は3月25日です。
今回もディスプレイサイズは前回と同じ、11インチと12.9インチの2種類です。
チップセットはA13Xになるかと思われましたが、まさかのA12Zという、A12Xのパワーアップバージョンです。コア数が7から8になっています。
残念ながら、5G通信規格には非対応です。ご注意ください。
大きく変化した点の1つはカメラです。2眼になり、10MPの超広角カメラと、12MPの広角カメラを搭載します。さらに、LiDARスキャナを搭載しています。LiDARスキャナは、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定して距離を割り出します。これにより、より正確なARを実現します。
ディスプレイ表示の質や4つのスピーカーは去年のiPadProと同等。マイクがスタジオ品質のマイクに進化しています。
iPadProにとうとうトラックパッド付きのキーボード
今回、アクセサリーで注目なのが、新しいiPadPro用のマジックキーボードです。
シザー式のキーボードに進化した上に、トラックパッドまで付いてしまったので、まさにノートPCに匹敵する力を得たといっても過言ではありません。さらに、この新しいマジックキーボードを付けると、ディスプレイを浮かせることができ、よりノートPCライクに使用することができるようになります。画面も見やすくなりますね。
ただし価格が11インチで31,800円、12.9インチで37,800円とべらぼうに高価なので、本当にPCみたいに使う人だけが検討したほうが良さそうです。新しいiPadOSでは、今まで使用できなかったマジックマウス2やマジックトラックパッド2にも対応するので、こちらを持っている方は少し荷物がかさばるものの、通常のキーボードフォリオと併用したほうがお安くなります。発売日も5月とちょっと先になります。
前機種との比較
前機種のiPadPro | 新しいiPadPro | |
画面サイズ | 11インチ/12.9インチ | 11インチ/12.9インチ |
画面品質 | Liquid Retina ディスプレイ | Liquid Retina ディスプレイ |
チップセット | A12X | A12Z |
最小ROM | 64GB | 128GB |
最大ROM | 1TB | 1TB |
カメラ | シングルカメラ (前面はFaceID対応) | Proカメラ/LiDARスキャナ (前面はFaceID対応) |
対応ペンシル | Apple Pencil(第2世代) | Apple Pencil(第2世代) |
対応キーボード | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio |
充電/転送端子 | USB-C | USB-C |
Wi-Fi | Wi-Fi5(b/g/a/ac) | Wi-Fi6(b/g/a/ac/ax) |
最低価格 | 89,800円(税抜) | 84,800円(税抜) |
最低容量が64GBから128GBになりましたが、それでも前機種より5,000円ほどお安くなっています。新しいマジックキーボードは前機種でも使用可能ということで、目立った変更がないように見えますが、これから買う方にとっては嬉しい点も多いです。Wi-Fiも最新規格の6に対応しています。
まとめ 〜新型iPadProは買うべき?〜
前機種を持ってる方にとってはあまり大きな変化がない&5Gにも非対応なので、わざわざ買い換える必要はないかと思います。
iPadProを持っていない、タブレットもノートPCも持っていなく、買うかどうか迷ってるという方にはとても魅力的な機種であると言えます。iPadProには、SIMが挿せるものとWi-FIオンリーがありますが、MVNO(格安SIM)でも良いので外でいつでも通信できるとかなり便利です。多少値段は上がるものの、絶対SIM版を購入することをオススメします。
私は前機種を持っているので今回は買い替えません。ですが、iPadPro用のマジックキーボードは購入すると思います。5月が楽しみ!