360 REALITY AUDIO とは?
先日、SONYのヘッドホンアプリからお知らせが届き、「360 Reality Audio」の無料トライアルデモ開始というものでした。1年半前ほどからそういったものを開発しているという噂は聞いていたのですが、ここにきてとうとうトライアル版が開始ということで、早速試してみました。
360 Reality Audioは、その名の通りSONYの立体音響技術で対応するヘッドホンと音源があれば、まるで360℃から音が聞こえてくるかのようなリアルな曲などを楽しむことが可能です。
360 Reality Audioを体験するのに必要なモノは?
360 Reality Audioを体験するのに必要なモノは以下となります。
- 対応するヘッドホン本体
- スマートフォン(設定完了後ではAndroid対応のDAPも使用可能)
- SONYのHeadphoneアプリ
- Artist Connectionアプリ
対応するヘッドホンは、流通しているもので一般的なのが、「WH-1000XM3」と「WH-1000XM4」、「WF-1000XM3」です。Headphoneアプリで耳の形状を撮影。その後、Artist Connectionアプリを最適化することで利用可能となりました。
現在利用可能はArtist Connectionアプリのデモ曲のみ
デモ版アルバムの1~5は説明音声と通常音源のサンプルとなっており、360 Reality Audio対応しているものはアイコンが付いている6~9の音源です。
日本時間1月12日朝7時からサラ・ラーソンの新曲ライブが360 Reality Audioで無料で楽しむことができるようです。お時間あるかたはぜひ試してみてください。
360 Reality Audioの感想
確実に立体音響だというのは確かなのですが、今回試してみたデモ曲はそこまで強力な立体音響楽曲ではなさそうだったのでものすごく感動する……というレベルではありませんでした。
ただ、やはり囁くような歌声などは本当に耳元で囁かれているように感じますし、前後左右に音を感じることはできました。
今度のライブでの360 Reality Audio配信は実際にライブ会場にいるかのような体験ができそうですし、むしろこの技術はそちらのほうで生かされそうです。この技術が生きるのはゲーム関連だと思いますので、PS5やスマホゲームで対応することができればかなり多くの人が試したくなるでしょうし、実際に楽しむことができそうです。